2022/04/24
先日、ニトリ に行ったらレジ前に草木染め師の心を擽ぐるモノを見つけました。
頒布(キャンバス布地)のトートバッグです。
綿100%なので絶対染まるでしょう!
ちなみに、こちらのトートバッグは( S )サイズのもの。サイズはS〜Lまであり、その他にも同じキャンバス布地のミニポーチ(バッグインバッグ)などもありました。
どれもポケットが多めで、マザーズバッグにもちょうど良さそう!
さっそく染めてみる
今回は布地も分厚いですし、柿渋ではなく「アカソ」で染めてみたいと思いますので、SEIWAで購入した農染処理材「ディスポン」で農染処理をしてみようと思います。
80度〜90度に熱した熱湯に、ディスポンを投入します。
分量は1リットルの湯に対して3〜4mlです。
今回は2リットルの湯に8mlのディスポンを投入しました。
尚、湯の様子が明らかに90度を超えたような煮えたぎり方ですが、細かい事を気にしない性格なのでこのままいきます。
ニトリ のキャンバストートを打ち込みます。
ディスポンと湯とガス代をケチったせいでヒタヒタのギリギリですが、なんとかなるだろ。
シリコン製の菜箸で出来る限りよく動かしながら15〜20分漬け込みました。
ディスポン漬けが終了したら、流水でよく洗い流します。
この季節の井戸水、冷てえー
中途半端にディスポンが残るとこの後の染めの具合に影響するのでよーく洗います。
でも、あんまり乱暴にやると傷んでしまうから注意。特に頒布はね…
アカソを用意します。
先日、子供と散歩がてら採集しに行ってから忙しくて放置していたら枯れてしまいました。
草木染めって、乾燥させた方が色がよく出るものと、生葉でないとよく色が出ないものと色々あります。アカソは、どうだろうなぁ。
ま、どうせ無料の雑草だし煮出してみるか。
あとで濾すのも面倒なので不織布に半生乾燥アカソを投入して、輪ゴムで留めました。
水のみでよく煮込みます。
20分くらい煮込んだところがこれ。
あれー、ネットでアカソを煮込んでた人と染液の色が全然違って薄いなぁ…。
やっぱり半分枯れかけたアカソではこんなモンなのだろうか。
アカソの煮出し液にキャンバストートを打ち込みます。
例によってシリコン製菜箸(そういえばこれもニトリで380円くらいだった)でよく動かしてから30分くらい放置しました。
漬け込み後の様子です。
色、うっす!!
え、これ本当にアカソで染めました!?
ってくらい薄いです。市販の「生成り」の布地の色がこんな感じではないでしょうか…。
アカソは一度乾燥させるとダメですね。
ヤケクソで鉄媒染行ったりました。
まあ、染めた甲斐はある濃さ葉出たかな…?
このまま洗わずに乾燥させてみます。
完成!
まあ、想定より薄い色になってしまったので仮ですが。
まあまあのヴィンテージ感は出た…かなぁ?
色ムラの出かたもあんまり気に入らない。
やっぱり、ディスポンが染み込みやすい場所がよく染まってる気がする。
お湯とディスポンをケチったから結構ムラあるなぁ。
光の当たり具合によってはまあまあの味わいが出ます。
が、まだですね。
一回しか染め作業してませんし、時間をみて重ね染めを繰り返してみます。
あと、このバッグ、マザーズバッグとしてすごく使いやすいんですよ。
ショルダー紐は付属してませんが、ショルダー紐をループさせる場所はあるので、市販のショルダー紐を付けて斜め掛けバッグとして利用しています。
赤ちゃんの水筒、哺乳瓶、純粋を3つのポケットに。裏の2つのポケットには固形ミルクを5〜6本と長財布を収納し、本体にはオムツポーチを入れてます。
造りもシンプルで頒布なので丈夫でまあまあ軽いし、なんといっても安い!
このキャンバストートsで780円くらいでした。
キャンバス小物の染め練習に持ってこいですね。
また染めます!