2022/04/24
土日は出かけても混んでいるし、せっかく田舎に住んでいるので家でのんびり燻製でもしてみようと思い立ち、暇人にうってつけのスモークベーコン作りにチャレンジしました。
まず、豚肉を用意する
まずは近所のスーパーで豚バラブロック(カナダ産)を特売で入手してきました。二本で800円くらい。
本当は、新鮮な国産豚バラブロックをきちんとお肉屋さんで購入したかったのですが、田舎過ぎて最寄りのスーパーを通り越えてお肉屋さんに行くまで2時間くらいかかるんですよね…泣
この時点でモチベーションがいい加減だったのでこの時点での肉画像は撮り忘れました。
そして、豚肉を塩漬けにする
買ってきた豚バラブロックに、フォークでぶすぶすと穴をまんべんなく開けます。
そこへ、豚肉の重さの2%くらいの重さの塩をもみもみと擦り込みました。
ちなみに今回はクレイジーソルトを使用。
豚ブロックをIKEAのジップロックにぶち込み、ローリエを2枚一緒に投入して空気を極力抜き取り、冷蔵庫で1週間放置しました。
ちなみに、この1週間朝晩2回このジップロックをひっくり返しました。
塩味の偏りを和らげる為だそうです。
一週間後、熟成された豚ブロックを…
ようやくここから画像の登場です。
一週間冷蔵庫で愛でた豚バラブロックを塩抜きします。
一週間愛でると流石に愛着が湧いて写真を撮りたくなりますね。
一時間流水に晒して塩抜きをします。
ちなみに我が家の水は井戸水です。
使い放題なので豪快に出しっぱなしにします。
本当はもっと何時間もちょろちょろ水で水抜きするようですが、待ってられない性格なのでパワー勝負ゴリ押しで一時間で終了です。
ちなみに、一時間後水から取り出して肉の端っこを買って焼いたら少し薄めの塩気だったので大丈夫でしょう。(ちなみにここで良い塩梅になってしまうと、この後肉を乾燥させた時にしょっぱくなり過ぎるらしい)
塩抜きした豚バラブロックを乾かす
本当は気温が15度以下なら外で風にあてて乾かすらしいですが、ネットで調べるとみなさん扇風機で乾かしてますね。
我が家にはなぜか扇風機が無いので布団乾燥機の送風モードで対応です。
扇風機より風量が弱い…。
ちなみにこのワイヤーバスケットはカインズホームの洗濯カゴを二段重ねにしています。
次回までにメッシュカゴを購入しなければ…
更にちなみに、せっかちでない人は冷蔵庫に放置したりして肉を乾燥させるみたいですよ。
乾燥させると肉がギュッと引き締まってうまくなるようです。
肉の乾燥が終わったらいよいよスモーク
スモーク材はサクラのスモークブロックを採用しました。100gのブロックを1個使用です。
今回はこのブロックを使ってみました。
100均のアルミ皿の上に、焚き火で炙ったスモークブロックをのせます。
セリア で購入したS字フックを肉にぶっ刺し、突っ張り棒にぶら下げます。
このS字フック、先端に保護のキャップが付いていないタイプで、簡単に肉にぶっ刺さります。
先ほどのアルミ皿の上に欲張って卵とナッツものせてしまいました。
ちなみにスモーカーは、近所のスーパーでもらってきたペットボトル茶の箱に突っ張り棒をぶっ刺しただけのもの。
底が抜けてたのでIKEAのカタログで蓋をしています。
いい加減ですね。
この時、初めはダンボールの隙間をピッタリとテープで塞いでいなかったのですが、煙が隙間からダダ漏れ過ぎてなかなか上手くスモークできませんでした。
途中からピッタリ塞いで、いい感じになりました。
いよいよ自家製ベーコン完成
100gのスモークブロックが全て終わるまで数時間スモークしました。
上がショルダーベーコン。
下が豚バラブロックのベーコン。
乾燥が足りなくてちょっとスモークの色味が少ないのと、感触もソフト気味に…。
でも、焼いて食べてみたらめっちゃ美味かった!
市販品とスモークの香りの良さが格段に違いました。
熟成から手間暇かけて(横着もしましたが)作っただけあって、余計愛おしみも旨みに変わります。
あと、この手の加工肉にほぼ必ず入っているコチニール色素が入っていないベーコンが出来て嬉しいです。
コチニール色素は発癌性物質の疑いもあり、更に言えばコチニールカイガラムシというカメムシの一種から作られた赤い色素です。
この虫がまたキモいんですよ、私はこのコチニールが虫だと知ってたからいちごオレやハムに抵抗がありまくりです。
また、亜硝酸ナトリウムという発癌性物質も加工肉には使われがちです。
市販の加工肉はここら辺がちょっと嫌ですよね。
自分で作れるようになると、これらが入っていないベーコンが食べれるの嬉しい。
奥が深いベーコン作り、また近々チャレンジしてみようと思います。