2022/04/24
なぜか急にやったこともない草木染めに挑戦してみようと思い立った。
何度思い出しても切っ掛けは不明。
記憶喪失はいつもの事なのでさっそくとりかかるとする。
今回はH&Mで購入した綿100%のTシャツを柿渋染×鉄媒染仕上げをしてみようと思う。
まず、柿渋液でTシャツを茶色に染めた後、鉄媒染液で媒染し黒色っぽいTシャツに仕上げてみようと思う。
まずは鉄媒染液を作る
倉庫に転がっていた鉄釘を500gぐらい用意する
適当に塩水につけて一晩放置する
塩水を切り、酸素に晒す。
(ここで一度失敗したのは塩水に浸けたまま放置しても一向に錆びなかったことである。当たり前だわな、酸化鉄にしないといけないんだから酸素に触れさせないと錆びないわな。)
一回作業に飽きて2、3日放置したら錆びてた。
これくらい錆びていれば十分かな。
要らない鍋に錆びた釘と酢500ccと水500ccを入れる。
の、だが。
酢が足りなくて300ccくらいしか無かった。
まぁいいや。酢300ccと水500ccで煮てみよう。
酢と鉄錆びを煮るとすごい匂いがするらしいので、ウッドデッキにて作業する。
ちなみに近隣に住民は居ない。
鉄釘をよく煮る。
水分が半量になるまで煮るらしいが、酢が少なかったので適当に黒くなるまで煮た。
なんか釘の錆がとれて綺麗になってる。
ある程度冷めたら、コーヒーフィルターにて濾す。
あれ?あんなに黒っぽかった液体が綺麗な液体になってしまったのですが・・・?
一抹の不安を抱えながらも全て濾す。
あんまり透明なのも不安なので、最後の方は漉さずに鉄錆の粉ごと入れた。
フィルターの意味とは、という疑問を抱えながらもこれにて完成とする。
Tシャツを農染処理する
H&Mの綿100%のTシャツ。
紳士物で厚手である。
何回も着ているので使用感あり。
薄いシミもチラホラ。
これを…
成分無調整豆乳にて農染処理する。
成分無調整豆乳と水を1:1の割合で混ぜる。
そこへTシャツを投入する。
モミモミしてよく染み込ませる。
なお、この作業の時には手がベタつくのでゴム手袋を着用しております。
時々混ぜながら20分くらい放置する。
20分くらいしたらよーく干し、乾かす。
陽の光に透けると薄汚れたシミが浮き彫りに。汚ったないTシャツ…。
はたして、このTシャツが生まれ変わるのか…?
柿渋染をする
Tシャツがよく乾いたらいよいよ柿渋染を実行する。
ホームセンターで買って来た柿渋とボウル、鉄媒染液、水道水を準備する。
ちなみに我が家の水はデフォルトで井戸水である。
豆乳漬にして農染処理したTシャツは感想するとカッピカピになり、バリバリと硬い肌触りになる。
そのTシャツに十分と水を浸透させる。
十分に水を浸透させたら絞っておく。
一度ボウルを空にして、柿渋を適当に投入する。
あれ・・・?
インターネットで調べた時の画像だと柿渋ってサラサラした液体状だったはずなんだけど・・・、すごーいゆるいジャム状の物体が出て来た。想定外の出来事に多少狼狽えるが、まぁいいやとそのまま続行する。
柿渋と水を1:1くらいの割合で混ぜる。この割合も適当です。
人によっては現役のままTシャツを浸けたりするようですが、ジャム状だったので一応水で割ってみました。
濃いめの色に仕上げたいので、あまり倍率は高くない対比で割りました。
再びゴム手袋を装着し、よーくモミモミ。
20分くらいときどき混ぜながら漬け込みます。
(本当はもっと長い時間漬け込むほうが濃い色に仕上がるようですが、このあたりで本人のタスク管理が混乱状態になり、とりあえず20分となった。)
漬け込み終了後、色水が出なくなるまでよーく水で洗い流す。
この時、必ず色水が完全に出なくなるまで洗うのがポイントのようです。
退色しやすくなったり、媒染液が入りづらくなってしまうようです。
よーく洗い流したら、まあまあしっかり絞りました。
(どの程度の塩梅で絞って良いかもはやわからない為)
鉄媒染液で媒染処理する
Tシャツの水気をまあまあ絞ったらいよいよ鉄媒染液の登場です。
鉄媒染液を投入。
本来ならば、かなり水で薄めて投入するものですが・・・
出来上がった媒染液の色があまりにも薄い色だったため、不安になり現役のまま全量投入してしまいまった。
果たして、運命やいかに・・・
おおおおお!!!
ちゃんと化学反応が起きて無事、鉄媒染カラーになりました!!
よくモミモミして浸透させてから、大量の水で色水が出なくなるまでよーく洗います。
最後に天日干しする
柿渋は天日干しするとより一層色が深くなるようです。
なのでこのまま天日干しして色の変化の様子をみたいと思います。
仕上がりとしては今の所理想通り。
色のムラ感も気に入って居ます。